初心者がSNSでパーソナルブランディングをする方法【ストーリーで紹介01】

これからの働き方

「会社員だけど、SNSを使ったパーソナルブランディングしたい。でもどうすれば?」

と、最初の一歩に悩んでいませんか?

会社員だと、なかなかSNSを使ったパーソナルブランディングに慣れていないかもしれません。

いや、どこから手をつけていいのかすら検討がつかない人もいるのではないでしょうか?

そこである会社員が始めたパーソナルブランディングの具体例を、ストーリー仕立てで紹介します。

この物語は架空です。

ただ、本当に小さなステップまで考えて作りました。パーソナルブランディングの参考になれば嬉しいです。

パーソナルブランディングをするキャラクター紹介




今回の主役の会社員はこんな人です。

村西ヤスシさん 32歳 男性 大学卒

通称 ムラヤス。

東証一部上場企業のNOSYで課長補佐をして、品川に勤務しています。

社内の職場はNOSYのマーケティング担当して現在8年目です。他の部署では法人営業も担当していました。

日本の大企業でもがきながら働き、それなりの役職に就く重ねるムラヤスですが、彼にも悩みがあります。

それは自分のやっている仕事がつまらなく、自分のやっている仕事に意味を見出せていないことです。

また最近自分の上司になった佐々木さんともそりが合いません。

上司に提案したAIやビッグデータを活用したデジタルマーケティングは否定されてしまいました。

どうやら佐々木さんは自分のことを重要だと思っておらず、自分の後輩の山田トシを評価しているように見えます。

自分の会社生活は他人が見ればうまくいってるように見えるけれど、自分の中ではこの先不安でした。

そんな時にムラヤスは、1年前に会社を辞めて独立した先輩と飲む機会があり、そこで「パーソナルブランディング」という言葉に出合います。

ムラヤス、パーソナルブランディングに出会う




自分:「先輩が辞めてからやってきた上司の佐々木さん、全くオレのことを評価してくれないんですよ」

新橋の居酒屋でムラヤスは、先輩の本橋さんに愚痴をこぼしてました。

自分:「あ、すみません。せっかくの再会なのに、本橋さんも前の会社の愚痴じゃつまらないですよね。先輩は独立して事業は順調なんですか?」

先輩:「まあ会社で働いてると愚痴のひとつもこぼしたくなるよな(笑)オレはありがたいことに今は事業も順調だよ」

自分:「先輩はお客さんはどうやって集めてるんですか?」

先輩:「オレは会社にいる時からSNSやブログをやってるんだけど、そこで知り合った人から注文や依頼が入ったりするよ」

「え?SNSで集客なんてどうやってやるんですか?オレはフェイスブックやツイッターなんて学生や新入社員の頃はやってましたけど、最近全然使ってないです」

先輩:「今日聞いたお前の悩みは、会社で評価されないってことだろう。それは佐々木さんの頭の硬さもあるかもしれないけど、今のお前の会社でのイメージが、「村西くんはAIやビッグデータに詳しくなさそうだから任せられない」ってのもあるかもしれないぞ」

ビールをあおってたムラヤスの顔が急に苦い表情に変わりました。ビールが苦かったからではなく、言われた言葉が図星だったからです。

先輩:「お前のことだからAIやビッグデータって流行り言葉に乗って、たいして詳しくもないのに提案してみたんだろ。年度末の3月に提案しても、来年度のプロジェクトや予算は決まってるんだから、浅い提案だと弾かれるぞ」

ムラヤスは何も言えませんでした。

先輩:「でも会社でできないなら、いい機会だよ。お前がAIやビッグデータに詳しくなり、社外でSNSやネットを使って勉強し、専門家になるんだ。パーソナルブランディングをやってみたらどうだ?」

ムラヤス:「パーソナルブランディングってなんですか?」

先輩:「パーソナルブランディングは社外に自分の専門的な知見や得意分野を発信して、会社以外の外の世界でも『この人=ある分野の専門家である』ってイメージを打ち出すことなんだよ。会社の外で評価されれば、副業や転職のチャンスも広がるし、社内以外でも評価されるから自分に自信つくぞ」

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先輩:「ためしにグーグルでオレの名前を検索してみろよ」

先輩の本橋ヒロノブで検索してみると、自分の肩書きや1万を越えるSNSのフォロワー数が出てきて驚きました。

自分:「でもオレ、アンチとか怖いんで、ネットでノウハウをつぶやくとかできないですよ。炎上したら会社での評価にもかかわるし」

先輩:「おい、そう簡単に素人が炎上してたまるかよ(笑)炎上するにも実力がいるんだぞ。最初なんてみんなから無視されて、いいね!すら貰えないんだから、余計な心配するな。大丈夫だって」

しかし、相変わらずムラヤスは心配そうな顔をしています。

先輩:「でも怖かったら、最初はツイッターで仕事用のアカウント作って、仕事で使える自分の知りたいニュースやツイートしてる人をフォローしてみたら?自分のプロフィールとか最低限でいいから」

自分:「あ、それならできるかもです」

ちょっと怖いけれど、新しいことを始めるチャンスだと思って、ムラヤスはツイッターでアカウントを作り始めました。

【ポイント】

・パーソナルブランディングとは会社を含む社会全体に向けて、「自分は特定分野の専門家である」と看板を掲げて認知される行動のこと

・使うべきSNSはTwitter(テキスト)やInstagram(写真)、Clubhouse(音声)などあるが、ビジネスマンには短時間で情報を取れるツイッターがオススメ

・最初のステップは気になる情報発信者をフォローして、仕事で使うSNSの世界に慣れるくらいで大丈夫

・SNSで炎上を恐れる人もいるが、影響力のある人がおちいるもの。そもそもフォロワーが3桁くらいでは炎上せずに無視されるので、他人を攻撃するツイートをしなければ大丈夫。

(SNSも社会の一部であるので、政治、宗教、人種、差別、他人を攻撃するツイートは避けるべき。節度を持って)

ツイッターのアカウントをフォロー

家に帰ったムラヤス。さっそくツイッターを使って、仕事用のアカウントを作り始めました。

自分のプライベートアカウントは持っていたけど、ずっと放置していたままです。

先輩:「仕事とプライベート用は切り分けたほうがいい。ブランディング用のアカウントは自分のネット上の職場なんだから、なるべく専用にしたほうが後々に楽だぞ」

先輩:「あとプライベートのアカウントで仕事のことをつぶやくと、友人の目が気になるからやめたほうがいい。ミュートされて、自分のツイートを見られなくなったり、最悪フォローを外される可能性がある」

自分:「え?!フォロー外されたら、オレ、ショックでヘコみますよ」

先輩:「だろう?オレはプライベート用のアカウントを仕事用にしてしまったから、実際に同じ経験した(苦笑)あとは人によっては仕事のことをつぶやくと、嫌な顔するかなら」

自分「なるほど、今さら意識高いとか思われるのも気まずいですね」

ムラヤスは会話を思い出しながら、新しいメールアドレスを打ち込んで、自分の興味あるAIやビッグデータ関連のアカウントをフォローし始めました。

自分:「先輩が最初は検索窓に自分の興味あるキーワード打ち込んで、出てきたツイートやユーザーをフォローするといいって言ってたな」

自分:「へー、ビッグデータなどの最新技術などのツイートしてる人もいるんだ。面白いからフォローしてみよう」

ムラヤスがツイッターをやってた時は2012〜13年くらいで、「〜〜なう」とつぶやいてるイメージでしたが、あれからツイッターの世界も変わったようです。

キーワードを検索してインフルエンサーや専門家をフォローするムラヤス。

プロフィールを見て面白そうだと思える人をフォローしたら、さらにその人のフォローしている人も見てみると、その人も面白そうな人をフォローしてます。

どうやら自分の興味ある人は似た人をフォローする傾向があるようです。

そうこうしてるうちに、あっという間に自分のフォローしたい人が50人を超えてしまいました。

しばらくはこの人たちを見ることにしました。

【ポイント】

・パーソナルブランディングするなら専用のアカウントを作るべき

・パーソナルブランディングのアカウントは、ネット上の自分の職場だと思うべき

・仕事用のアカウントをフォローしたいときは、キーワード検索窓に自分の興味あるキーワードを入れて調べる

・関連するツイートやアカウントが出てくるので、興味ある人をフォローするといい

自分の興味あるインフルエンサーがフォローしている人は、自分も興味持つ可能性が高いので、興味あるフォローしたアカウントのフォロー欄も見てみよう

次回の予告 

ある日技術系のインフルエンサーがシェアしていたセミナーをツイッターで発見するムラヤス。

興味ありそうだし、自分にも向いていそうだったので、勇気を出して参加してみました。

しかしそこで待っていたのは、恥ずかしくてすぐに帰りたくなる場所だったのです。

次回「パーソナルブランディング指南 Part.2 セミナー&プロフィール編」